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道男の随筆
地産地消

 「今に大怪我をするよ」との忠告をよそに、野村靖幸さんと朝市を始めた。
 毎日「新鮮朝市通信」のチラシを付近の家に配り、宣伝に努めた結果、朝市を楽しみにして居られる固定客も増えてきた。お金が問題ではない。そこに生き甲斐が生まれてくる。高齢者ばかりの疲弊した地域の活性化に繋がればと初期の目的に向かって寒さに震えながらも頑張れる。農家は自分が作った野菜が、どのように消費者に支持され、どのようなものを.作れば買ってもらえるか、自分で値段を付けて売れば良く分かる。決して安売りはしない。良いものは支持されて売れる。自分の作品が好評で「野村さんの里芋良い」「藤井さんのホーレン草と菜っぱが美味しい」「小嶋さんの椎茸は新鮮」「三好さんの無精卵は一個50円で安い。予約したい」と、一度食べた人は必ずリピーターとなって足を運ばれる。「新鮮で、美味しいものを安く!」がモットーで生産者の顔が分かる販売にと、誰が、何時、何処で作ったのか説明して買って貰う。
 その他陶芸作品、皮手芸品、乾物、木工品等日持ちのする物を並べて、常設販売する見通しもついた。正月返上で頑張ろう(2004年1月1日)

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冬の曙光

 また一年が終わろうとしている。街はクリスマスの装飾電球で明るく照らし出されているが、景気も浮上せず、イラク派遣で米国のお先棒を担ぎあまり輝かしい良い年ではなかった。唯一明るい話題といえば山口情報芸術センターが開館して、飛光交信の光がインターネットから送ったメッセージとして上空に輝いたことだろうか、夜空に光の帯が交差しながら山口盆地の雲を映し出している。初めは雷の光かと思って見ていたが、これがセンターから発信されている通信の光であることは後で知った。新聞には電気代の無駄、夜も寝られないなど否定的な記事が載せられていた。新しい通信時代の先駆けとして情報文化センター構想が発表された。その時、その先見性に感激したが、出来た施設は理念の薄いものに変容したし、新しい時代の挑戦に反応は鈍かった。小中学生はもうインターネットを駆使して新しい時代に対応しているが、大人達は戸惑うばかりである。
 光通信の高速大容量時代には山口が世界的に浮上する可能性は心がけ次第である。新春には「ふるさと村」から新鮮朝市情報を全国各地に発信したい。幸運をもたらす申年に、乞うご期待。(2003年12月25日)

道男のエッセー