焚き火
西部劇に出てくるカーボーイ達が焚き火を囲んで肉を焼き、コーヒーを暖める。火の回りで毛布をまとって眠りにつく、インデアンの人権思想の高まりから最近は好きな西部劇を見る機会がほとんど無くなった。ジョン・ウエイ、アランダッドやJ・コバーンなどの往年の名俳優が懐かしい。
冬の間、阿仙原の山奥に入って雑木を片付けながら焚き火をする。焚き火は滅びつつある文化である。「垣根の曲がり角」の「落ち葉焚き」の風景は絶えて久しい。キャンプ場でも大抵は「焚き火禁止」である。焚き火の楽しさは小さな火種が大きな炎となって立ち上がり、すべてを焼き尽くすほどに燃え盛る圧倒的な破壊への快感であろう。山火事から逃げ惑う火の恐ろしさを知っている人間が火を制御し、調理などに利用することになったDNAがこの興奮を目覚めさせるのかも知れない。キヤンプファイヤーでは大抵の者がシクシク泣き出す。先日小学生がコンビニの商品に放火したという。放火と焚き火の興奮は同じなのかも知れない。放火誘惑に駆られたら一緒に焚き火をしよう。
昨日裏山の高場山で林野火災の消防演習が行われた。消防車十数台と県防災ヘリコプターが現れて消火剤を撒いた。かって河内や馬庭の山火事の恐ろしさを思い出しながら見学した。(2003年2月27日)